目次
- 浴室暖房乾燥機について
- ガス式浴室暖房乾燥機(通称:カワック)
- 電気式浴室暖房乾燥機
- 洗面所暖房
- コロナ対応
浴室暖房乾燥機について
近年ヒートショックが注目されているため、新築では当たり前のようについている浴室暖房乾燥機。
しかし、まだまだついていないご家庭は多く、「新設したい」というご依頼は多いです。
簡単に新設できる場合もありますが、マンションの場合は露出配線になったり、新設不可の場合もあります。
また種類・設置方法も、ガス式 or 電気式・天井付 or 壁付があります。
こんなに選択肢があると、どれを選んでいいか迷いますよね…
本記事では、それぞれの特徴を紹介していきたいと思います。
ガス式浴室暖房乾燥機(通称:カワック)
◼︎メリット
ガス式の一番の良さは、電気式と比べるとパワーがあることです。
お風呂の大きさが、1616(1坪)以上ある場合は、ガス式がオススメです。
◼︎デメリット
立ち上がりに時間がかかることです。
温水を利用し、温風を作るため、水→湯に変わるまでに時間がかかります。
◼︎工事の注意点
温水配管を新設するため、戸建てとマンションで新設する際の、難しさが変わってきます。
【戸建て】
木造なら、ほぼ簡単にできます。RC・2×4は、位置関係によっては難しい場合があります。
【マンション】
PS内給湯器があり、その裏がお風呂。かつPS内の壁がコンクリートブロックならできます。
それ以外は、基本無理です。
マンションの場合は、基本電気式です。
◼︎どんなメーカーがあるの?
大阪ガス・Rinnai(リンナイ)・NORITZ(ノーリツ)
電気式浴室暖房乾燥機
◼︎メリット
電気式の一番の良さは、ガス式と比べると立ち上がりが早くすぐ温風が出せることです。
お風呂の大きさが、1216(0.75坪)以下の場合は、電気式がオススメです。
◼︎デメリット
ガスと比べると、パワーが弱いことです。
100Vと200Vと大きさがあるので、少しでも強い方が良ければ200Vを選んでください。
◼︎工事の注意点
専用配線を新設するため、戸建てとマンションで新設する際の、難しさが変わってきます。
【戸建て】
木造なら、間違いなく簡単にできます。
RC・2×4は、露出配線になる可能性が高く、また位置関係によってはできない場合もあります。
【マンション】
基本、露出配線なら間違いなく可能です。
洗面所に分電盤があれば隠蔽できますが、キッチンや・下駄箱内にある時は一部露出配線になる可能性があります。
◼︎どんなメーカーがあるの?
三菱・TOTO・LIXILなど
ユニットバスを作っているとこは、必ずカタログに掲載されています。
洗面所暖房
◼︎メリット
洗面所も暖かくできることから、ヒートショック対策になります。
◼︎工事の注意点
工事は、戸建て・マンションいずれも簡単にできます。あとは分電盤の位置次第です。
◼︎どんなメーカーがあるの?
三菱・TOTOなど
コロナ対応
現在コロナの影響により、商品が入らず、工事ができないケースがたくさんあります。
その場合、仮で商品を設置したりして対応しています。
浴室暖房機はその1つで、ユニットバスを交換した時に浴室暖房機だけなかったりします。
そうすると換気扇がないので換気できません。
浴室暖房機用の開口が開いた状態で天井パネル届くので、一時対応として開口を塞いで換気扇をつけるようにしています。