「キッチンリフォームをする際に、どんな点に注意したらいいか」
よくこんな質問をいただきます。
本記事では、キッチンリフォームをする際の注意点「キッチンの高さ」について紹介したいと思います。
これからキッチンリフォームを検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば・・・
- 理想的なキッチンの高さがわかる。
- キッチンの高さが合わないと、こんなことが起きる。
目次
キッチンの理想的な高さは?
◼︎ 身長 ÷ 2+5cm
◼︎ 肘高 - 10〜15cm
◼︎ おさえておきたいポイント
キッチンの高さが合わないとどうなる?
◼︎ 腰痛・肩こり・首痛
◼︎ 料理がしにくい
◼︎ 水はねで服を汚す
キッチンの理想的な高さは?
キッチンをリフォームする際に、重要なのがキッチンの高さです。
キッチンは、高すぎても低すぎても料理をするのに支障をきたします。
無理な姿勢で料理をしていると、肩や腰を痛める要因となります。
本記事では、 キッチンの高さ選びで失敗しないよう、知っておいてほしいポイントを紹介していきます。
キッチンの理想的な高さは、身長÷2+5cm
キッチンの高さを決める方法としてよく知られているのが、「身長」から計算する方法です。
(出典:LIXIL)
キッチンの理想的な高さは、肘高 - 10〜15cm
同じ身長でも、腕の長さによって肘の高さは変わります。
そのため身長を基準にキッチンの高さを割り出すと、肘の高さとキッチンの高さが合わず、「使いにくい」と感じてしまうケースがあります。
身長の計算式で出したキッチンの高さで「低い」と感じる場合、「肘高 - 10〜15cm」を目安に検討してみるのもありだと思います。
注意①
意外に忘れがちなのが、スリッパです。普段スリッパを履く人は、スリッパの厚みも考慮する必要があります。
注意②
2世帯で住んでいる場合、ご主人が調理する場合、誰を基準にキッチンの高さを決めるかもポイントです。
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キッチンの高さが合わないとどうなる?
キッチンの高さが合わないと、色々悩みが出てきます。
料理がしにくかったり、腰痛・首痛・肩こりなど身体に不調が出てきたりします。
腰痛・首痛・肩こりなどが起きる。
キッチンの高さが合わないと、体に支障をきたします。
特に低いキッチンで料理をしていると、ずっと腰を曲げた姿勢になり腰痛になります。
腰を曲げていると頭も下がり首に負担がかかってきます。そうすると首痛や肩こりにもなります。
料理後によく腰痛や首痛になる人は、キッチンの高さがあっていない証拠です。
料理がしにくい。
先ほどと違い、キッチンが高いと包丁に力が入りにくいため、切りものがしにくくなります。
またコンロがガスコンロの場合、ごとくの高さも加わるので、お鍋やフライパンを持つときに肩が上がりより調理がしにくくなります。
水はねで服が汚れる。
キッチンが低いと、洗い物の際に水が跳ねやすく、お腹部分や袖が濡れやすくなります。
キッチンは一度、リフォームをすると簡単に交換はできません。
リフォーム後に、やっぱりキッチンの高さを変更したいとならないよう決める際は慎重に決定しましょう。
決めるときは、必ずショールームに行って、実物の高さを確認してみましょう!
キッチンの高さは、どれくらい種類があるの?
(出典:LIXIL)
キッチンの高さは、W(幅)と違って、1mm単位で調整はできません。
日本工業規格(JIS)により、80㎝、85㎝、90㎝と5cm刻みで規定されています。
これまで、80・85・90cmと3段階でキッチンの高さが選べましたが、最近リクシルではさらに細かい2.5cm刻みで高さが選べるようになりました。
より一人一人にあったキッチンが選べるようになり、以前よりも失敗(後悔)する人が減ったように思います。