リフォーム前に知っておきたいこと 助成金情報

介護リフォーム|補助金、申請方法について

 

本日はリフォームをする際に、少しでもお得になる助成金について紹介したいと思います。

リフォーム支援制度をうまく利用しすれば、お得にリフォームできます。

 

この記事を読めば・・・

  • 介護保険についてわかる。
  • お得にリフォームできる。

 

是非、リフォームの参考にして頂けたらと思います。

 

 

リフォーム支援制度について

 

国や地方自治体が実施するお得なリフォーム支援制度が、実はたくさんあります。

大きく分けると「補助金」「税制優遇」です。

 

補助金制度

  • こどもみらい住宅支援制度
  • ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)の推進
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 住宅エコリフォーム推進事業
  • 介護保険を使った住宅改修

税制優遇制度

  • 贈与税の非課税措置
  • 省エネリフォーム減税
  • バリアフリーリフォーム減税
  • 耐震リフォーム減税
  • 長期優良住宅化リフォーム減税

 

上記に挙げたリフォーム支援制度は、あくまで一例にすぎません。

自分が住んでいる自治体にどんな支援制度があるのか知りたい方は、こちら👇で検索してみてください。

参考

住宅リフォーム推進協議会HP
地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度検索
http://www.j-reform.com/reform-support
※ 既に終了している制度も掲載されている場合がありますのでご注意ください。

 

介護保険について

 

ここでは数あるリフォーム支援制度の中でも、介護保険を使ったリフォームについて紹介したいと思います。

介護保険制度とは、2007年から開始された国の福利厚生制度の一つで、介護を必要とする人が適切に介護を受けられるように設けられた制度です。

 

40歳以上の人は、介護保険に加入し、保険料を納める義務があります。

その恩恵として64歳までは第二号保険者となり、16種の特定疾病のいずれかにかかり、要介護認定を受けた際、介護給付を受けることができます。

また65歳以上になると第一号保険者となり、介護が必要と認定された際、程度に応じて介護給付を受けることが出来ます。

この介護給付の一つが、介護のための住宅改修費の支給です。

介護のための住宅改修リフォームとは、手すりの設置・段差の解消など、安心して日常生活を過ごせるようにバリアフリー化するリフォームを指します。

 

どんな人がこの制度を利用できるの?

 

ではどんな人がこの介護保険を使ってお得にリフォームできるのか、詳しく紹介していきます。

各制度には、必ず一定の要件が有ります。

介護保険を使った住宅改修にも一定の要件があり、この条件を満たして初めてこの制度を利用できます。

 

介護保険を使った住宅改修の要件

  1. 要介護認定を受けていること。
  2. 補助金をもらうためには、介護保険の被保険者、つまり40歳以上かつ、要介護認定で「要支援12」もしくは「要介護15」のいずれかに認定されていること。
  3. 対象住宅が被保険者の住宅と一致していること。
  4. 補助金の対象となる住宅は、「介護保険被保険者証」に記載されている住所の住宅です。そして被保険者が実際にその住宅に住んでいることが条件となります。
  5. 被保険者が施設や病院に入っていない。
  6. 被保険者が施設にいる場合や病院に入院している場合は、被保険者が自宅に住んでいるとは言えないので補助金支給の対象外になってしまいます。  

 

どんなリフォーム工事をしたら対象になるの?

では次に、どんなリフォーム工事が対象になるかを紹介していきます。

対象となる工事は、主に下記4つです。

対象となるリフォーム工事

  • 段差解消/床材の変更
  • 手すりの設置
  • 建具の交換(開き戸→引き戸など)
  • 和式トイレ→洋式トイレ

Kiyo
実は、ユニットバスを交換すると介護保険の住宅改修の対象となりお得にリフォームできるんです! 手すり設置・段差解消・滑りにくい床材といった基準をすべて満たすからです。(補足:上記に挙げた要件を満たしている必要があります。)

 

① 段差解消/床材の変更


(出典:TOTO

 

② 手すりの設置


(出典:TOTO

 

③ 建具の交換

素敵な営業マンに当たれば、事前に教えてくれますが、そうでない営業マンもよく目にします。以下に説明しますが、本制度は工事前に申請し、許可が下りてから工事しなければなりません。工事開始してから申請しても利用できないので注意してください!

 

素敵な営業マンの見分け方はこちらの記事👇をご覧ください。

素敵な営業マンの見極め方

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手続きはどうしたらいいの?

 

それでは大事な申請方法について、以下に詳しく紹介していきます。

これだけは抑えておきたいポイント

  • 工事前・工事後の写真を必ず撮ること。
    スケールを当て、日付入りでないと認められません。
  • 工事前に必ず申請し、承認がおりてから着工すること

 

申請は必要な書類を用意し、自分が住んでいる市役所の介護保険課に提出します。

申請は、基本リフォーム会社無料でしてくれます。

なので介護保険を利用したい場合は、契約前にリフォーム会社に伝えましょう!

給付方法は原則、償還払い方式です。

 

質問者
償還払いって、どういう意味ですか?
介護保険を利用する人が、一旦リフォーム費用を全額負担し、後日、保険給付分の払い戻しを受けることです。
Kiyo

 

介護保険を使った住宅改修の一連の流れ

step
1
リフォーム会社に契約前に介護保険を利用したい旨を伝える。

手続きは、基本リフォーム会社がしてくれます。
無料でしてくれるところがほとんどですが、中には費用を請求してくる会社もあります。
費用がかかったとしても1〜3万程度で、それ以上請求してくる場合は依頼先を変えることをオススメします。

 

step
2
市役所に必要書類を提出する。

申請書・見積書・写真(工事前)・理由書などを、市役所に申請します。
理由書は、担当のケアマネージャーさんが書いてくれます。

 

step
3
認可を受けてから、着工する。

許可が下りる前に着工してしまうと、補助金を受けられなくなるので注意してください。

 

step
4
市役所に完了報告をする。

完了後、必要書類を提出します。

 

step
5
後日、市から補助金の給付を受ける。

申請時に銀行口座を伝えます。
振込まで約2〜3ヶ月ぐらいはかかります。

 

どれくらい補助金をもらえる?支給額は最大18万円

 

それでは、みなさんが一番興味がある「どれくらい補助金がもらえるのか?」を紹介していきます。

補助金の対象となる住宅改修費用(リフォーム)は、最大20万円です>。

そのうち所得に応じて7~9割の補助を受けることが出来るので、支給額は最大18万円です(自己負担が1割のケース)。

リフォーム費用が20万円を超えた場合は、自己負担分(26万円)+(リフォーム費用-20万円)が実際の負担額になります。

介護保険を利用した補助金は「償還払い」のため、被保険者が一度費用を全額業者に支払ったのち、市から補助金を受け取ります。

補助金の支給は原則一人の被保険者につき1回ですが、要介護度が3段階以上あがった場合や、転居した場合には、再度限度額まで受給することが出来ます。

また、一つの住宅に支給対象となる被保険者が複数名いる場合は、重複工事でなければそれぞれ1回ずつの補助金申請が可能です。




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