太陽光・蓄電池リフォーム

パナソニックもV2H市場に参入



電気自動車が普及していることで、充電設備への関心も高まっています。

これまではニチコン1択でしたが、パナソニックからも発売されたので選択肢の幅が広がりました。

ニチコンは、V2Hシステムを世界で初めて開発し、2012年に市場導入したリーディングカンパニーです。

 

V2Hとは

Vehicle(車) to Home(家)の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されているバッテリーで蓄えた電力を家庭で使用するシステムの総称です。

V2H蓄電システム「eneplat」は、日中、太陽光発電で生み出した電力を蓄電池または電気自動車に蓄え、夜間などに住宅内へ放電できる自家消費機能を搭載しています。

また、蓄電池または電気自動車に蓄えた電力を、停電時のバックアップ用電源として住宅内で活用することもできます。

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パナソニックからV2Hが発売されました。

電材などを扱うパナソニック エレクトリックワークス社は2022年12月、EVのバッテリーに蓄えた電力を家庭に供給するV2H(Vehicle to Home)蓄電システム「eneplat(エネプラット)」を発表しました。

2023年2月から販売が開始されており、V2Hスタンドの価格は176万円(工事費別)となっています。

品名 V2Hスタンド(6.0kW) 2023年2月21日受注開始
品番 NEWLJV1671B
外形図 V2Hスタンド(6.0kW)
設置場所 屋外
充放電コネクタケーブル長
(コネクタは除く)
約7.3m
外形寸法
(W×H×D)
W420×H1,250×D210mm(突起部除く)
質量 約55kg(充放電ケーブル含む)
使用温度範囲 -20℃~50℃
希望
小売価格
1,760,000円(税抜1,600,000円)



特徴

エネプラットは、EVと蓄電池の同時充放電に対応しているのが特徴です。

太陽が出ている昼間にEVと蓄電池にたっぷり充電して、夜間に両方から放電して電力をまかなうといった用途を想定しています。

 

 

HEMS「AiSEG2」もバージョンアップされ、日射量の予測をもとに蓄電池を制御し、自家消費率を向上させる「AIソーラーチャージPlus」機能が使えるようになりました。

これまでの「晴れ」「曇り」といったおおざっぱな天気予報に比べて予測の精度が上がっています。

 

 

停電時用に容量を残しておく蓄電機能も賢くなりました。

これまで停電時用に確保する容量は決めておく必要がありましたが、新HEMSでは翌日の余剰電力を予測して、どれくらい確保する必要があるのかを自動判定してくれます。

自家消費と災害対策を賢く両立できるようになりました。

 

 

気象警報が発令されると自動でEVと蓄電池に満充電指示が出され、停電時までに充電を完了させる機能も備えます。

停電時にはエコキュートの自動沸き上げを停止したり、電気のムダづかいをおさえるような制御も可能です。

たっぷり充電した電力をムダなく使うことで、一般家庭で照明や冷蔵庫、IHやエアコン、エコキュートなどを普段どおりに使っても、最大約4日もつほどの電力のバックアップができます。

Kiyo
蓄電池だと自分で設定しないといけないので、V2Hのほうが便利ですね!


(出典:Panasonic HP)

 

 

V2Hスタンド本体の特徴はコンパクトサイズです。

エアコンの室外機よりも小さい床面積に設置できるので、狭い駐車場などには便利です。

充電ケーブルが左右どちらにもつけられたり、ケーブルがやわらかくて取り回しがしやすいといった使い勝手も他社に対する優位点となっています。



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