マンションにお住いの方がリフォームする場合は、事前に知っておきたいことが幾つかあります。
知らずに進めてしまうと、近隣トラブルや工事がストップすることがあるので注意しましょう。
本記事では、マンションリフォームの注意点と管理規約について紹介していきます。
この記事を読めば・・・
- マンションリフォームにおける注意点がわかる。
- マンションリフォームがうまくいく。
マンションリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
マンションリフォームについて
マンションリフォームは、戸建てリフォームと少し考え方・注意点が変わってきます。
マンションは多くの住民が住んでいるので、皆が快適に生活できるよう細かいルールがあります。
マンションでリフォームをする時も、そのルールに沿って進めていかなければなりません。
マンションリフォームの注意点「管理規約」
マンションリフォームをする際に一番大事なのが、管理規約です。
管理規約で色々決まっているので、リフォーム前に必ず確認しておきましょう。
管理規約にて決まっていること
- 工事可能な時間と曜日
- 工事申請書類の提出
- 施工方法
- 共有部の養生範囲
工事可能な時間・曜日を確認する。
ほとんどのマンションは、工事可能な時間が9時〜17時となっています。
また日・祝は工事不可のところも多いです。
厳しいとこは、土曜日も工事不可です。
しっかり把握しておかないと、工期が大幅にずれるので注意しましょう!
工事申請書類の確認をする。
原則、工事の2〜3週間前に、工事書類を提出しなければなりません。
厳しいとこだと1ケ月前です。
理事会を開いて承認を通すためです。
また隣接する近隣の同意(印鑑必要)が必要な場合もあります。
工事の方法について確認する。
◼︎ 構造体へのビス打ち禁止
構造躯体は共有部分なので、住人が勝手に手を加えることができません。
そのため大工工事・造作工事で下地を躯体に固定する際、ビス打ちを禁止しているとこもあります。
また換気扇のダクト新設・エアコンの配管新設・追い焚き配管新設のため壁に穴を開けることも禁止です。
◼︎ 電気の容量・上限
マンション全体で電気容量が決まっているため、1戸あたりの電気容量も制限されているケースがあります。
古いマンションでは、容量が少ないことから、食洗機・IH・浴乾の新設を禁止していたりします。
◼︎ 床材の遮音規定
フローリングを貼り替える。カーペットをフローリングに貼り替える際、遮音規定が問題になります。
だいたいは、L45の床材で大丈夫ですが、厳しいとこはL40じゃないとダメな場合があります。
工事中の工事車両の駐車スペースがあるか確認する。
マンション内に工事車両が止めれない場合、搬入経路が遠くなり、運搬費用が加算されるケースもあります。
共有部の養生範囲を確認する。
基本搬入経路に当たる部分の養生が必要になります。
エントランス・共用廊下・エレベーター内がほとんどの場合、必要です。
近隣対策
マンションリフォームの場合、近隣への配慮も不可欠です。
配慮を怠ると、工事が中断する場合もあります。
トラブルの要因は、工事中の騒音や資材の置き場、工事車両、共有部の傷などが挙げられます。