リフォーム前に知っておきたいこと 見積編

リフォームアドバイザーが教える見積書の見方




リフォーム工事には定価がなく、間取りや工事内容によって価格が異なります。

また会社ごとに提案する内容・商品が違うため、見積金額に差が出てきます。

リフォームする際、どのように見積を依頼すれば良いのか。

見積を依頼すれば契約しなといけないのでは…

と不安に感じる方もいるではないでしょうか。

今回は、リフォームの見積書の見方について紹介していきます。

 

この記事を読めば・・・

  • 見積書の見方がわかる。
  • リフォームがうまくいく。

 

目次

■見積書について
■リフォームアドバイザーが教える見積書の見方
・日付が明記されているか
・商品名・メーカー・シリーズが明記されているか
・単価が明記されているか
・数量が妥当か
・諸経費は、何%ですか
・合計金額は、あってますか
・ 見積期限は明記されていますか
■プロの私がチェックするポイント4点
・ 同等グレードの商品を提案しているか
・ 必要な部材が入っているか
・ 見積の書き方に一貫性があるか
・ 提案している商品のプラン資料がちゃんと付いているか
■まとめ

 

見積書について

リフォーム会社によって見積書の書き方は変わります。

細かく丁寧に書いている会社もあれば、ざっくり書いている会社もあります。

ほとんどの人は、表紙の合計金額に目がいくでしょう。

でも表紙の金額をそのまま真に受けてはいけません。

安かろう悪かろう。安いにこしたことはありませんが、やっぱり安いのにはそれなりの理由があるんです。

見積書をしっかり理解する力を身につけ、金額と自分が求める理想とがちゃんと一致しているかを見極めましょう!

 

リフォームアドバイザーが教える見積書の見方

見積書はプロが見れば、なぜ安いのか、何が抜けているのか、どう違うのかなどはすぐにわかります。

私たちがどういった部分を見ているのか少し紹介していきましょう!

 


(出典:ホームプロ

 

Kiyo
まず基本的なところから見ていきましょう!

 

日付が明記されているか


打ち合わせをすると見積は最低2回はもらうと思います。
多いと3〜4回はもらうことになります。
どれが最新の見積かがわかるように、毎回日付が更新されているかを確認しましょう。

 

商品名・メーカー・シリーズが明記されているか


希望した商品があれば、メーカー・シリーズがあっているかを確認しましょう。

 

単価が明記されているか


単価が書いてあるか。定価がある商品であれば、定価の○%OFFなのか。
そしてチラシやHPに選定商品が掲載されているのであれば、値引率が一致しているのかなど確認しましょう。

 

数量が妥当か


数量が適切か確認しましょう。クロスのm数。フローリングのm2数。
なんでもかんでも一式と記載し、ごまかしていないかを確認しましょう。

 

諸経費は、何%ですか


会社によってこの諸経費は違います。
よくいろんなサイトに10%〜15%と書いていますがそんなことはありません。
合計金額の3%〜5%がほとんどです。それ以上であれば多いので、理由を聞いてみましょう。

 

合計金額は、あってますか


たまに数式が間違っているのに気付かず、合計金額に不備があることがあります。

 

見積期限は明記されていますか


メーカーは、4半期で商品の定価やシリーズが変わることがあります。
そうなると客出しの金額も変わります。
特に3月〜4月に打ち合わせ中の方は、打ち合わせ中に価格・シリーズ改定があることがあるので見積期限をしっかり確認しておきましょう。

 

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同等グレードの商品を提案しているか

価格で比較するなら、全く同じ商品で比較しないとダメです。
見積を少しでも安く見せるために安価な商品を質の良い商品として提案している会社も多くあります。
そして契約後に、商品を変更し、価格アップを図る。
結局、他社の方が安かった。という話はよくあります。

 

必要な部材が入っているか

だいたいの部材は、現調すれば必要かどうかすぐわかります。
中には値引率で他社に勝てないため、必要な部材を抜いて安く見せている業者もいます。
そういう業者は、たいてい工事が始まってから追加費用を請求してきます。
結果、費用が最終的に高くなります。

 

見積の書き方に一貫性があるか

見積書を見れば、できる営業マンが作ったかどうかはすぐわかります。
できる営業マンが作った見積は、共通して見やすいです。
フォントが統一されていたり、書き方に一貫性があったり。
当たり前のことなんですが、できていない人が本当に多いです。

 

提案している商品のプラン資料がちゃんと付いているか

見積の価格を安く見せて勝負しようとする会社は、中身がだいたい不透明です。
だからプランなどが簡略化されていたり、ついていなかったりします。

 

まとめ

金額以外にも、リフォーム会社を選ぶポイントはあります。

会社の規模や担当者との出会いやリフォームの経験値など、何を基準に選ぶかは人それぞれです。

金額重視の人は、見積を正確に読み取る力は必要です。

当記事が少しでも参考になっていたら幸いです。




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