リフォーム前に知っておきたいこと 太陽光・蓄電池リフォーム

家庭用蓄電池値段|オススメは京セラenerezza



東日本大震災以降、日本は電力需給ひっ迫により節電を呼びかけ、最近では東京都内に新築する戸建てに太陽光パネル設置が義務付けられました。

ウクライナ情勢によるエネルギー価格の高騰により家計が圧迫され、太陽光発電で発電した電気を蓄電池に貯めて自家消費したいというニーズが非常に高まっています。

イギリス・スペインなどのEU諸国やアメリカなどのエネルギーインフラ価格問題は各家庭の電気料金に直接的に跳ね返っており、電気・ガス料金が2倍・3倍になっているニュースも報道されています。

いつ日本もそのような状況になってもおかしくありません。

10年の売電期間を迎える卒FITの方や既に卒FITして新電力の売電プランに切り替えた人にとっては、以下のような悩みがあるのではないでしょうか?

 

質問者
自家消費したほうがいいのでは?

 

質問者
蓄電池を購入したほうが経済メリットがあるのでは?

 

このように家庭用蓄電池の購入を検討しているものの、相場がよくわからなくて困っていることではないでしょうか。

蓄電池は各家庭で工事費が変わってくるので、一般家電のように価格比較サイトで比べるのが難しいんです。

蓄電池は毎月の電気使用量や設置されている太陽光発電容量だけでなく、電気の使い方によって設置すべき蓄電池の容量(kWh)が異なり、容量が異なれば導入価格も大きく変わります。

どこで買うか、どこに設置するかで工事費や見積が違ってくるので一般化しづらいという事情もあり、蓄電池の相場は把握しにくいのです。

 

この記事を読めば・・・

  • 蓄電池の相場がわかる。
  • オススメの蓄電池がわかる。
  • 電気代高騰への対策ができる。
  • 天災対策ができる。

 

今回は家庭用蓄電池の価格相場について紹介していきます。

工事費は設置条件により多少前後するため概算にはなりますが、大まかなイメージはできるかと思います。

蓄電池の購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にして頂ければと思います。

 



蓄電池のサイズ・寿命・容量を確認。

蓄電池は価格だけでなく設置する場所の環境や、ライフスタイルに合う蓄電池を選びましょう。

検討するのは機器のサイズだけでなく、蓄電容量寿命(充放電回数・サイクル回数)太陽光発電の有無停電時出力保証内容などです。

 

蓄電池の蓄電容量(kWh)とは?

蓄電容量とは、電気を貯める事ができる水槽と考えてください。

水槽が大きいほど使える電力は増えますが価格も高くなるため、予算と必要とする電力量をしっかり検討した上で選ぶことが大切です。

よくあるのが訪問販売員に一番容量の大きい蓄電池を提案されるケースがありますが、必ずしも大きな容量(kWh)の蓄電池は必要ありません。

 

蓄電池の寿命とは?

蓄電池の寿命は、満充電から完全放電までを行った回数(サイクル回数)が目安とされています。

蓄電池の寿命はメーカーや製品によって違います。

サイクル回数を確認して寿命が長い製品を選ぶようにすると、費用対効果は高まるでしょう。

ただし寿命といってもすぐに使えなくなるわけではありません。

メーカーが公表するサイクル数を超えると、少しずつ蓄電容量が減っていくというものです。

寿命後の蓄電容量はメーカーによって異なるため、どれくらい低下するのかについても確認しましょう。

 

補足説明

  • 満充電とは、蓄電池に100%まで充電すること
  • 完全放電とは、蓄電池が残量0%になるまで放電すること
  • 100%まで充電した蓄電池を0%まで放電して完全に電気を使い切った状態が1サイクルとしてカウントされます。
  • サイクル回数は1日1回の充放電を元にしていますので、寿命年数=サイクル回数÷365で寿命年数を導き出せます。

 

太陽光発電と蓄電池を併用する効果

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蓄電池は太陽光発電と併用すると多くのメリットが得られます。

太陽光パネルをすでに導入している場合は、できればメーカーを揃えることをオススメします。

 

停電時出力

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(出典:京セラ)

蓄電池は停電時に使える停電時出力のスペックをチェックすることも大切です。

停電時にどの電化製品をどれくらいの時間使いたいのかを基準に選ぶと良いでしょう。

これは家庭によって考え方が異なりますが、停電時にどのぐらいの家電をどのぐらいの時間帯使いたいのか?が1つの考え方です。

 

メーカー保証

メーカーは、製品ごとに保証(機器保証・自然災害保証・出力保証)しています。

10〜15年保証が一般的ですが、保証内容の詳細を確認してから検討するのもポイントです。

さらに必要な保証内容は蓄電池を使いたい期間や太陽光発電との併用などの条件によっても異なります。



蓄電池メーカーの特徴と価格

蓄電池はメーカーごとに特徴があり、製品の仕様は価格にも多少影響しますが…

ここでは蓄電池の主要メーカーの特徴と価格相場をひとまず理解しておきましょう!

蓄電池容量 価格(税込)
3~5kWh 70~150万円
6~10kWh 150~250万円
11~15kWh 250~300万円

※ 2Fに蓄電池やパワコンを設置する場合、足場が必要になる可能性があります。

※ パワコンの寿命は10〜15年ほどで、交換費用は約30万ほどです。

 

京セラ enerezza

蓄電池容量 5・10・15kWhの3種類
寿命(サイクル回数) 寿命32年(12000サイクル)
保証 機器 15年・自然災害 15年・出力 20年保証
特徴 世界初のクレイ型リチウムイオン電池。グッドデザイン賞受賞。

 

オムロン KPBP-Aシリーズ

蓄電池容量 6.5・9.8・16.4kWhの3種類
寿命(サイクル回数) 寿命30年(11000サイクル)
保証 機器 15年・自然災害 10年・出力 15年保証
特徴 大容量でコンパクト。

 

Panasonic eneplat

蓄電池容量 3.5・5.6・6.3・7.0・9.1・9.8・11.2・11.9・12.6kwhの3種類
寿命(サイクル回数) 寿命27年(10000サイクル)
保証 機器 15年・自然災害 ○年・出力15年保証
特徴

業界最多のバリエーション!。小容量から大容量まで自由に選べる。
また電気自動車に給電できるV2H蓄電システム。

 

SHARP

蓄電池容量 4.2・6.5・8.4・9.5・13kWhの3種類
寿命(サイクル回数) 寿命32年(12000サイクル)
保証 機器 10年(無償)/15年(有償)・自然災害 10年・出力10年保証
特徴 5種類から選べる。AI機能があり最適な充放電が調整可。

 

オススメの蓄電池|京セラ enerezza

 

発火の心配がなく、超安心!

今までの蓄電池はリチウムイオン電池を使っていましたが、このenerezzaは世界初のクレイ型リチウムイオン電池です。

一般的に出回っているリチウムイオン電池は電解液を使っているので、電解液が漏れると発火するのが難点と言われています。

このリチウムイオン電池はいろいろなものに使われており、携帯や車などにも使われています。

 

Kiyo
最近は、このリチウムイオン電池が原因で事故が多発しています。

 

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京セラは、世界初となる液体を粘土質に混ぜたクレイ型リチウムイオン電池を開発しました。

液体ではなく半固体にしたことで、発火の心配がなくなりました。

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こんな感じで変形しても発火の心配はありません。


停電時どれだけ使える?

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(出典:京セラ)

蓄電池15kWの場合、最大47時間連続で使用できるので停電しても日常生活は不自由なく過ごせます。

またトランスユニットを設置すれば、停電時に電気を使いたい部屋を増やしておくことも200Vの電気を使うこともできます。

「非常時安心設定」を行うことで、通常時も全ての電池を使い切らず、”もしも”の時に備えることができます。

 

Kiyo
残量設定30%〜100%から選択が可能です!

 

enerezzaの寿命はどれくらい?

質問者
enerezzaは、どれぐらいもつんですか?

 

約32年と言われています!
Kiyo

 

蓄電池の寿命

寿命年数=サイクル回数÷365

 

蓄電池の寿命を表すのに使われるのがサイクル回数です。

サイクル回数とは、満充電から完全放電までを行った回数のことを指しています。

100%まで充電した蓄電池を0%まで放電して完全に電気を使い切った状態が1サイクルとしてカウントされます。

 

補足説明

満充電とは、蓄電池に100%まで充電すること

完全放電とは、蓄電池が残量0%になるまで放電すること

 

サイクル回数は1日1回の充放電を元にしていますので、寿命年数=サイクル回数÷365で寿命年数を導き出せます。

enerezzaのサイクル回数が12000回と言われているので、12000÷365=32で約32年が寿命ということになります。

 

サイクル回数はあくまで目安です。必ずしも上記の期間使用できることを保証するものではありません。上記の計算方法で導き出した寿命は、あくまで蓄電池のバッテリー寿命です。バッテリー以外の部品の劣化などにより、上記の寿命より早く蓄電池が故障することはありえます。




よくある質問

蓄電池は、どれくらい持つんですか?

だいたい15〜30年と言われています。サイクル数から耐用年数を計算できます。

 

保証はどれくらいあるんですか?

製品保証はだいたい10~15年です。15年保証になると有償になるメーカーが多いです。

 

蓄電池は、寿命を過ぎても使えるんですか?

寿命を過ぎても、蓄電池の最大容量が少なくなるだけで使えます。




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