太陽光発電を考えている方にとって、最初の難関が見積書です。
専門用語が多くてよくわからないけど、まあこれで良いかな…と、決めたくなる気持ちはわかります。
しかし見積の内容をしっかり把握しないと、損してしまうこともあります。
今回は太陽光発電の見積書で、チェックすべきポイントと注意点について紹介していきます!
この記事を読めば・・・
- 見積書の見方がわかる。
- 見積書のチェックポイントがわかる。
- 見積書の注意すべきポイントがわかる。
これから太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電の見積書には何が書いてある?
リフォーム会社からもらう見積を見ても、専門用語が多くてパッと見はすぐには理解できないですよね。
主に以下のような項目が書いてあります。
- 太陽光パネル代
- パネル設置用の架台代
- パワーコンディショナー代
- モニター代
- 足場代
- 配線費
- 工事費
- その他諸経費
リフォーム会社によって、多少書き方が変わると思いますが、だいたい上記のような感じです。
見積書のチェックポイント
これだけ色々書いてあると、一つ一つ確認するだけで疲れてしまいますよね。
大事な項目だけ、しっかり抑えておきましょう。
費用の総額をチェック
細かい内訳は、あまり気にする必要はありません。
というのも、各リフォーム会社によって内訳を調整することができるからです。
例えば、「太陽光パネルの価格を格安に見せているけれど、その分工事費で上乗せしている」なんてこともあります。
そのため、まずは費用の総額に着目しましょう。
kWあたりの単価をチェック
次に、kWあたりの単価をチェックしてください。
kWあたりの単価とは、1kWの電力を発電するのに必要な費用のことです。
kWあたりの単価は、システム単価や設備単価と呼ばれることもあります。
参考
見積書にkW単価の記載がない場合は、以下の計算式で算出することも可能です。
太陽光発電の総額 ÷ 発電力(kW)= kW単価
資源エネルギー庁が発表しているkWあたりの単価の目標値は、30万円/kWです。
パネルの種類をチェック
パネルの種類は、太陽光発電を導入する上で非常に重要です。
種類によって性能や価格が大きく変わるため、しっかりと確認しなければいけません。
発電量をチェック
kW単価とパネルの種類をチェックすることにも繋がりますが、パネルの発電量を確認しておきましょう。
高性能なパネルは費用が高いですが、その分発電量も多い傾向にあります。
初期費用を安く済ませようとするあまり、発電量の少ないパネルを買ってしまうと後悔することになりす。
太陽光発電の費用回収には、10〜15年ほどかかるのが一般的です。
長期的な視点で見て、最も自分に合っているパネルを選ぶようにしてください。
設置予定図面をチェック
見積書を見る際には、パネルの設置予定図面も忘れずに確認しておきましょう。
中には、パネルの設置枚数や縮尺が間違って記載されていることもあります。
間違っていた場合、必要な費用が変わってしまいます。
見積書の注意点
見積書を確認するときには、注意すべき点がいくつかあります。
意外と抜けやすいところなので、業者とやりとりする際には気をつけるようにしてください。
アフターサービスを確認する
見積書には、アフターサービスや製品保証・出力保証が記載されていることが多いです。
太陽光発電は、設置したら終わりではなく、最低でも10年以上、長い場合は30年以上使い続けるものもあります。
そのためアフターサービスや保証内容も、業者を決める上で重要なポイントとなります。
売ったら終わりのような業者ではなく、売った後もしっかりとサポートしてくれる業者をおすすめします。
見積書は詳細でもらう
見積書をもらう際は、必ず詳細でもらうようにしてください。
一式で書いてあると、内訳が書かれていないので詳細がわかりません。
内訳を教えてくれない会社は、信用できないですよね。
相場を知るために相見積を取ろう
なんとなく良さそうなところだからと、1社だけで決めてしまうのは良くありません。
2〜3社から見積を取り、比較検討するようにしましょう。
何社か比較をすることで、相場感がつかめます。
太陽光発電の見積を比較するなら無料の一括見積サイトがあるのでそれを利用するのがおすすめです。
1社ごとに見積を依頼するのは大変ですが、サイトを利用すれば手間なく複数の業者から見積をもらえます。
おすすめの一括見積サイトは、以下の3つです。
サイト名 | こんな人におすすめ |
---|---|
タイナビ | ・多くの会社を比較したい ・最安値プランを知りたい |
ソーラーパートナーズ | ・厳選した会社だけを比較したい ・特典の小冊子で情報収集したい |
グリエネ | ・個別対応でしっかり検討したい |
太陽光発電の見積書で損しないために…
以上、太陽光発電の見積書チェックポイントと注意点について解説しました。
太陽光発電は、見積書の構成が少しわかりにくいため、業者のいいように流されてしまい、結果的に損をしてしまう方がいるのも事実です。
太陽光発電の見積書をもらった際には、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
また見積を取る際は1社だけでなく、必ず何社か比較をして検討してください。