リフォームでよくあるトラブル リフォーム前に知っておきたいこと

マンション漏水事故|原因は給湯管ピンホール



築20年以上のマンションで、いま問題になっているのが漏水事故です。

水漏れが発生すると真下の部屋だけでなく、場合によっては斜め下や、階下のさらに下といった複数の部屋に被害が及びトラブルになることもあります。

水漏れは何が原因で起きるのか、誰が補償をすることになるのか、保険でカバーできるのかなど気になりますよね。

本記事では、そのあたりを詳しく説明していきます。

 

Kiyo
実家のマンションは築35年になるんですが、毎年漏水事故が起きています…

 

この記事を読めば・・・

  • 漏水の原因がわかる。
  • 漏水の対策ができる。

 

築20年以上のマンションにお住まいで、漏水事故が発生しお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

 



漏水事故の原因は?

マンション漏水事故|原因は給湯管ピンホール

Kiyo
主な漏水の原因は、人為的なもの経年劣化によるものに分かれます。

 

人為的なものは、洗濯機の給水ホースの接続不良・リフォーム時の職人の施行不備がよくあります。

経年劣化によるものは、給水・給湯管の老朽化です。

最近のマンションは給湯管に耐用年数が30~40年の耐熱性の樹脂管が使われていることが多いのですが、築20年以上となるマンションはそのほとんどが銅管です。

一般的に給水管や排水管に使用されている鋼に比べ、銅は耐食性に優れており、腐食に対する耐久性は高いと言われています。

しかし給湯管に使用される場合、水質や水圧の影響により銅管が腐食し穴があくことがあります。

これがよく耳にする孔食(ピンホール)のことで、漏水被害の根源です。

マンション漏水事故|原因は給湯管ピンホール

 

まとめ

  • 漏水の原因は、人為的なものと老朽化の2つに分かれる。
  • 人為的なもの
    (洗濯機ホースの接続ミス・リフォーム時の施工不良など)
  • 配管の老朽化
    (一番多いのがコレ!銅管の腐食=ピンホール)

 

漏水被害に対する補償は誰がするの?

マンション漏水事故|原因は給湯管ピンホール

マンションで漏水があった場合、ひどい場合は階下にも被害が及びます。

その場合、誰が保証するのでしょうか?

もし自分が全額負担することになったら…と思うと夜も眠れなくなりますよね。

 

原因が共有部なのか?それとも専有部分なのか?
Kiyo
責任を負うのが誰なのかは、水漏れの原因によります!

 

漏水により家電やパソコンが使えなくなった、カーテンやカーペット、畳をすべて交換しなければならなくなった、壁にかけていた絵画などの美術品や家具にダメージがあったなど、場合によっては数百万円の被害が発生することがあります。

その場合の補償は、誰がするのか気になるとこですよね…

原因が共用部分であれば、管理組合が責任をとって加入している保険で対応することになります。


専有部分を通っている給水・給湯管からの水漏れが原因の場合や、洗濯機の排水ホースや蛇口からの水が原因の場合などは、その部屋の所有者(使用者)が自費、または所有者が個人賠償責任保険特約(後述)に加入していればその保険で修理や被害者への補償を行うことになります。

 

個人賠償責任保険とは?

マンションの管理組合は、保険に加入しています。

その保険に各世帯の個人賠償責任保険特約が付加されていれば、管理組合の保険で補償されることになります。

ただ最近は管理組合全体で各世帯の個人賠償責任保険に加入する事例は、減少しつつあります。

 

個人賠償責任保険とは?

個人賠償責任保険とは、誤って誰かにケガをさせてしまったり、お店のものをうっかり壊してしまったりなど、日常生活で法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われるものです。マンションの専有部分や過失による水漏れ事故も補償の対象です。

 

Kiyo
火災保険や自動車保険、損害保険などの特約として加入し、1世帯で誰かが加入していれば、家族全員が保障されるので、実は知らないうちに保障の対象になっていたということも多くありますから、わが家で加入している火災保険や自動車保険に特約で付いていないかを確認しておくのがオススメです。

 

管理組合が保険から個人賠償責任保険を外すケースが増えています。

マンションの管理組合では、火災や風災、水害、盗難などマンション共用部にかかわるさまざまな事故を補償するマンション総合保険に加入しているのが一般的です。

これまではマンション総合保険に、各世帯の個人賠償責任保険も特約で付加しているケースが多かったのですが、最近、管理組合が負担している保険料の値上げが続くことから、管理組合が個人賠償責任保険をはずす例が増えています。

 

Kiyo
冒頭でも述べましたが実家のマンションも、毎年、専有部分に原因がある水漏れ事故が起き、ひどいものは2階下まで漏水被害が及びました。

 

そのため補償額が1000万を超えましたが、幸い管理組合で加入している個人賠償責任保険の特約でカバーしたものの、保険会社から打ち切りや保険料の大幅な増額を言われています。

管理組合としての負担が大きくなるため、各世帯ごとに保険に加入するよう住人を集めての説明会などが行われているところです。

管理組合が個人賠償責任保険を外してしまうと、個人の責任で事故があったときの補償が難しくなるケースが出てきます。

管理組合の保険で水漏れなどの事故を補償できなくなること、各世帯で個人賠償責任保険に加入するのがいかに重要か、などについて十分な広報が必要です。

個人で個人賠償責任保険に加入している場合やこれから加入する場合は、被害者への補償の上限はいくらなのか、原因を調査するために自宅の床や壁を壊した場合の修復費用は補償されるのかなど、補償の詳細は保険商品や契約内容によって異なりますから確認しておきましょう。

 

まとめ

  • マンションの漏水は、給水・給湯管の老朽化が原因のことがほとんど。
  • 共用部分に原因があれば管理組合が補償。
  • 専有部分や住人のうっかりなど人為的なことに原因があれば部屋の所有者(住人)が損害を補償。
  • 住人に原因がある場合、火災保険に個人賠償責任保険の特約が付加されていれば保険でカバーされる。
  • マンション全体の保険から個人賠償責任保険を外すケースが増えている。
  • 各世帯で火災保険に個人賠償責任保険の特約を付けることが大切。



オススメの配管修繕工事

給湯管の寿命は、約20〜30年と言われています。

マンション住人を悩ませる漏水被害の原因のほとんどが、給水・給湯管の劣化によるものです。

築30年近くになると給湯管から漏水事故が発生します。

多くはピンホールと呼ばれる小さな穴あきが原因です。

 

配管修繕は、時間や費用など住人に負担が…

配管の修繕工事をするとなると配管経路によって異なりますが、台所や洗面室の床・壁などに開口を設けて配管を入れ替える必要があったため、時間もかかり費用も高額でクリアしなければならない課題が山積みでした。

 

Kiyo
室内工事になるので、工事の時は仕事を休まないといけないです!

 

 

大阪ガスの独自工法キュート・シャトル・ライニングⅡ工法

上記に挙げた2つの課題を解決したのが、大阪ガスが独自開発した配管内に塗膜を形成するキュート・シャトル・ライニングⅡ工法です。

どういった工法かと言うと、最初に銅管内を洗浄し腐食生成物を除去します。

その後、水洗浄を行い銅管内のpH値を適正に保ちます。

塗膜形成後は、安心して生活していただけるよう膜厚測定や水質検査などを実施しています。

 

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(出典:大阪ガスリノテック株式会社

 

これらの作業は1日で全て完了するため、住人の時間・コスト負担を大幅に低減できるのが特徴です。

 

詳しくはこちらの👇動画をご覧ください。

 

まとめ

  • 大阪ガスのキュート・シャトル・ライニングⅡ工法がオススメ。
  • 住人の時間・コスト負担を大幅に低減できる。
  • 工事はたった1日で完了。



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