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バリアフリーリフォーム減税





Kiyo
こんにちは。今回は、リフォームの税制優遇の1つバリアフリーリフォーム減税について紹介します!

 



バリアフリーリフォーム減税について

バリアフリーリフォーム減税とは、一定のバリアフリーリフォーム工事を行った際に受けられる減税制度のことです。

 

バリアフリーリフォーム工事を行った年度の確定申告で必要な手続きをすることで、その年に納めた所得税から一定額が減税(控除)され、「還付金」という形で受け取ることができます。

 

場合によっては数十万円単位の工事費用が浮くことになるため、ぜひとも利用したいところです。

 

まずは適用にあたっての条件をしっかりチェックしましょう!

 

控除額について

 

質問者
どれくらい控除されるんですか?

 

工事費を自己資金で払うか、住宅ローンを利用するかによって変わってきます。
Kiyo

 

住宅ローンを利用する場合に適用できるものを「ローン型減税」、住宅ローンの利用有無にかかわらず利用できるものを「投資型減税」と呼びます。

 

両者で大きく異なるのは「控除額」「控除される期間」です。

 

ローン型減税を利用した場合(住宅ローンを利用)

 返済期間5年以上の住宅ローンが対象

 交付される補助金がある場合は、工事費から補助金額を引いた額が控除対象。

控除率:① バリアフリーリフォーム工事費用の2% + ② バリアフリーリフォーム以外の工事費用の年末ローン残高の1%

控除期間:改修後、居住を開始した年から5年間

控除対象限度額:① 250万上限 ①+② 1,000万上限

 

質問者
あまりよくわからないんですが…

 

ローン型減税を利用すると、例えば以下のように控除を受けることが出来るんです!
Kiyo

 

① 100万円のバリアフリーリフォーム工事 + その他改修工事で1,000万円のローンを組んだ場合

控除額:100万円 = 11万円(1年目の控除額)

計算式:100万円 × 2% + 900万円 × 1% = 11万円

 

② 300万円のバリアフリーリフォーム工事 + その他改修工事で1,000万円のローンを組んだ場合

控除額:300万円の省エネ改修工事 = 12.5万円(1年目の控除額)

計算式:250万円 × 2% + 750万円 × 1% = 12.5万円

 交付される補助金がある場合は、上記の工事費から補助金額を引いた額が控除対象となります。

 

②の省エネ改修工事費は300万円なのでこちらに2%を掛けると思われるかもしれませんが、ローン型減税の控除対象限度額が250万円です。

 

この場合、工事費と控除対象限度額を比べ、いずれか少ない額が適用されるため上記の計算式では、控除対象限度額の250万円としています。

 

投資型減税を利用した場合(ローンの利用有無に関わらず)

控除率: 国が定めている省エネ改修の標準的な工事費用相当額の10%を所得税から控除

控除期間:改修後、居住を開始した1年間分のみ

控除対象限度額:200万円

 

質問者
こちらも何か具体例を挙げて頂けませんか?

 

投資型減税を利用すると、控除額はこんな感じになります!
Kiyo

 

① 100万円のバリアフリーリフォーム工事 をした場合 → 10万円の控除

② 300万円のバリアフリーリフォーム工事をした場合 → 20万円の控除

 

控除率が10%で設定されているので、300万円のバリアフリーリフォーム工事は30万円の控除と思いがちですが、この制度は控除対象限度額が設定されています。

 

上記の例だと、300万円の実質のバリアフリーリフォーム工事額と控除対象限度額200万円を比較して、少ない額の10%に相当する額が最大控除金額になります。

 

そのため、300万円のバリアフリー工事を行っても、控除される金額は20万円になるのです。

 

ちょっとややこしいですが、要するに「ローン型」は5年間でコツコツ減税分の還付を受け取り、「投資型」は1年でまとめて還付を受け取るというイメージになります。

 

対象となる工事・適用条件・対象期間

 

質問者
どんな工事をすれば減税の対象になるんですか?

 

それでは早速紹介していきますね!
Kiyo

 

対象となる工事

  1. 通路の拡幅
  2.  階段の勾配の緩和
  3.  浴室の改良
  4.  トイレの改良
  5.  手すりの取り付け
  6.  段差の解消
  7.  出入口の戸の改良
  8.  滑りにくい床材料量への取り換え

 投資型減税とローン型減税で条件が異なるので注意してください。

 

参考

詳しくは、こちら👇をご覧下さい。

住宅リフォーム推進協議会HP
住宅リフォームの支援制度検索
https://www.j-reform.com/publish/pdf_guidebook/r4-P35-51.pdf

 

適用条件

  • 50歳以上の方
  • 要介護または要支援の認定を受けている方
  • 障がい者の方
  • 65歳以上の親族または2.もしくは3.に該当する親族いずれかと同居している方
  • 床面積の1/2以上が居住用であること(併用住宅の場合)(投資型/ローン型共通)
  • 改良工事が完了した日から6カ月以内に居住していること(投資型/ローン型共通)
  • 改修工事後の家屋の床面積が50㎡以上であり、その2分の1以上が自信の居住用に利用されていること(投資型/ローン型共通)

 

対象期間

  • 令和3年12月31日までに居住開始

 

申請と必要な書類について

 

質問者
バリアフリーリフォーム減税については、これで何となくわかりました! 次に手続きはどうしたらいいの?私が用意する書類とかはありますか?

 

ありますよ!減税の対象となるリフォームを行ったとしても自動的に減税になるわけではありません。一定期間内に必要な手続きを行う必要があります!それでは以下に紹介していきますね!
Kiyo

 

まず所得税減税を受けるには、確定申告が必要です。

 

このため税務署に必要書類を提出することになります。

 

Kiyo
毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得について、翌年2月16日から3月15日までの間に確定申告を行い、所得税を納付することになっています。 

 

一方、固定資産税の減税手続き都道府県・市区町村ですのでご注意ください。

 

必要な書類は以下のとおりです。

 

リフォーム会社に用意してもらう書類もあるので、しっかり打ち合わせして準備していきましょう。

 

必要な書類はこちら👇

  • バリアフリーリフォームが行われたこと・金額を確認できる書類(工事請負契約書等)
  • 介護保険の被保険者証の写し等
  • 補助金等、居宅介護住宅改修費等の額が明らかな書類
  • 工事完了後の家屋の登記事項証明書
  • 固定資産税減額申告書

 




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