今年はリフォームするには、すごくお得な年になっています。
というのも、3つのリフォーム支援制度が実施されているからです。
「こどもエコすまい支援事業」・「先進的窓リノベ事業」・「給湯省エネ事業」です。
この3つは併用することができるので、うまく組み合わせれば、かなりの補助金がもらえます。
この記事を読めば・・・
- リフォームで、最大60万円お得になる。
- 新築で、最大100万円お得になる。
- こどもエコすまい支援事業の内容がわかる。
これから補助金を利用したリフォームを検討していた方は、ぜひ参考にしてください。
各事業の進捗状況(5/3時点)
◼︎こどもエコすまい支援事業
2023年3月31日に申請が始まり1ヶ月しか経過していないのに、すでに30%まで到達しています。
予想以上に早いペースで予算を消化しており、1日1%の割合です。
2023年12月31日までの申請期間ですが、このペースで行くと6〜7月初旬ぐらいには予算に達する見込みです。
◼︎先進的窓リノベ事業
2023年3月31日に申請が始まり、15%まで到達しています。
こどもエコすまい支援事業と比べると、遅いように見えますが実は違うんです。
むしろ先進的窓リノベ事業の方が問い合わせが多く、こどもエコすまい支援事業より早く予算に達する可能性があるんです。
というのも問い合わせが多く、内窓の生産が追いついておらず納期3ヶ月ほどになっています。
内窓のほとんどは、ただ設置するだけなので予約申請ができません。
◼︎給湯省エネ事業
予算は300億円です。こちらは予算が少ないです。
大きい会社が申請したら一気に予算に到達する可能性があるので注意が必要です。
こどもエコすまい支援事業とは
2022年11月8日に閣議決定された、新たな住宅支援制度になります。
子育て世帯や若い世帯が新築住宅の購入やエコリフォームをした際に、支援する制度となっています。
今回の予算は1500億円なので、昨年実施されていたこどもみらい住宅支援事業より多いですね。
対象となる契約期間
(出典:タカラスタンダード)
こどもエコすまい支援事業のHPはこちら👇
参考
【公式】こどもエコすまい支援事業HP
どんな人が対象になるの?
必須条件4点
- 2022年11月8日以降に着工した物件。
- リフォームは、対象工事をすれば年齢に関係なく全世帯。
- 1申請あたりの合計補助額が5万円以上。
- リフォーム業者が申請する。
補助対象 | 補助額 |
---|---|
年齢を問わず、リフォームする全ての世帯 |
上限30万円/戸 |
子育て世帯又は若者夫婦によるリフォーム |
最大45万円/戸 |
どんな工事が対象になるの?
対象工事 |
---|
住宅の省エネ改修 (1)開口部の断熱改修(2)外壁、屋根・天井又は床の断熱改修(3)エコ住宅設備の設置(4)蓄電池の設置 |
上記1〜4の工事と同時施工すれば、補助金額がアップ 住宅の子育て対応改修、防災性向上改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等、宅配BOX、食洗機の設置工事等 |
どれくらい補助金が出るの?
冒頭でも述べましたが、前提として1申請あたり合計補助額が5万円以上でなければ補助金はもらえません。
そして、(1)開口部の断熱改修 (2)外壁、屋根・天井又は床の断熱改修 (3)エコ住宅設備の設置 (4)蓄電池の設置のいずれかの工事を1つ以上しなければなりません。
ここでは、リフォームで1番依頼が多い。そして補助金がもらいやすい工事である(3)エコ住宅設備の設置について取り上げます。
(3)エコ住宅設備の種類 |
補助額 |
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太陽熱利用システム |
27,000円/戸 |
||
節水型トイレ(前回よりUP!!) | 掃除しやすい機能を有するもの |
20,000円/台 |
|
それ以外 |
19,000円/台 |
||
高断熱浴槽(前回よりUP!!) |
27,000円/戸 |
||
高効率給湯器 |
27,000円/戸 |
||
節湯水栓 |
5,000円/台 |
||
蓄電池(NEW!!) |
64,000円/戸 |
(1)開口部の断熱改修 (2)外壁、屋根・天井又は床の断熱改修 (3)エコ住宅設備の設置 (4)蓄電池の設置のいずれかの工事を1つ以上すれば、下記の工事を同時施工すれば補助金がプラスされます。
家事負担軽減に資する住宅設備の種類 |
補助額 |
||
ビルトイン食洗機(前回よりUP!!) |
21,000円/戸 |
||
掃除しやすいレンジフード(前回よりUP!!) |
11,000円/戸 |
||
ビルトイン自動調理対応コンロ(前回よりUP!!) |
14,000円/戸 |
||
浴室乾燥機(前回よりUP!!) |
21,000円/戸 |
||
宅配BOX | 住戸専用の場合 |
11,000円/戸 |
|
共用の場合 |
11,000円/ボックス |
また前回のこどもみらい住宅支援事業と違う点は、3省(環境省・経済産業省・国土交通省)が連携し省エネリフォームに対して支援している事です。
経済産業省・環境省
高断熱窓等の設置
住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業等
予算額 1,000億円
・高断熱窓(一定の基準を満たすもの)への断熱改修工事に対して支援。
・工事内容に応じて定額補助。(補助率1/2相当等。1戸あたり最大200万円を交付)
https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window.html
経済産業省
高効率給湯器の設置
高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金
予算額 300億円
・一定の基準を満たした高効率給湯器を導入する場合に支援。
・給湯設備導入者に対して、機器ごとに設けられた定額を交付。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo.html
リフォーム事例
最近、よくこんな質問を受けますが、申請する補助額の合計が5万円未満の場合、対象にならないんです。
あまりピンときていない方のために、どのような工事をすれば補助金がもらえるのかを簡単に紹介していきます。
押さえておきたい制度ポイント
◯(対象)→ 補助額が5万以上
✖️(対象外)→ 見積額が5万以上
◼︎トイレ
(出典:タカラスタンダード)
トイレを交換した場合、補助額は20,000円の為、トイレだけではこの制度を利用できません。
あと30,000円の補助金がもらえるリフォームをする必要があります。
◼︎洗面台
(出典:タカラスタンダード)
洗面台を交換した場合、補助額は5,000円の為、洗面台だけではこの補助金制度は利用できません。
あと45,000円の補助額がもらえるリフォームをする必要があります。
そのため洗面台を交換する場合は、お風呂と一緒にリフォームすることをオススメします。
◼︎お風呂
(出典:タカラスタンダード)
お風呂をリフォームすると、補助額は92,000円のためこの補助金制度を利用できます。
洗面台と給湯器を一緒にすれば、補助額が124,000円(92,000+5,000+27,000)もらえお得にリフォームできます。
◼︎キッチン
(出典:タカラスタンダード)
キッチンを交換した場合、補助額は51,000円でます。
今回は、キッチンを交換すると申請対象になるので前回よりもお得ですね!
参考
補助金を利用したリフォームプランがLIXILのHPに出てますので良かったら参考にしてみて下さい。
https://www.lixil.co.jp/shoenehojokin/kodomoecosumai/pdf/kodomoecosumai-plan.pdf